ベビーシャワー、授乳、トイレットトレーニング

周りにお目出度の若い人が多く、赤ちゃんの好きな夫は自分の事のように喜んでいる。特に長い間待ち望んでいたカップルの所での誕生は嬉しい。それにこの頃カリフォルニアでは州法により、父親もかなり長い産休が取得できるそうで、夫としてはうらやましいらしいが、これはすでに遅しだ。

ベビーシャワー

先日もベビーシャワーがあった。シャワーの風習はアメリカで生じたものだそうで、神様からの恵みの雨が降り注ぐようにという発想である。ブライダルシャワーと同じで、若いカップルにプレゼントを上げる事によって、経済的に助けることも含んでいるという。日本のお返し社会ではあまり流行らないだろう。

パーティー好きな私はシャワーの度に責任を買って出る。個人々々でプレゼントを持ち寄るのも楽しいが、皆でお金を集め、決められた予算の中で多くの、また必要品を仕入れる事ができるのが楽しい。今まで家計をやりくりして来た者の腕の見せどころでもある。

すでにお店にレジストリーがしてある場合には、そのお店のセールの日を狙ったり、クーポンを使用して、うまく買い物をする。またいろいろなゲームを考える。

一分以内にありとあらゆる男の子なり女の子の名前を書き連ね、一番多く書いた人が勝つゲーム。頭の上に紙を置いて、生まれて来る赤ちゃんの顔をその両親の顔を思いつつ、描くゲーム。わけのわからない顔ができたりするが、一番うまく描けた人に賞品を上げる。最後に予定日当てっこゲームがある。これは、赤ちゃんが誕生した後に赤ちゃんの親から当たった人に商品を上げてもらう。また出席者一人ひとりに子育てのヒントを書いてもらい、それを全部集めて当人に渡す。

これらのゲームはすべて、私のベビーシャワーの時にやってもらったものだ。赤ちゃんの顔描きゲームの絵や、子育てアドバイスは、出産のため入院した時に見るようにと渡された。陣痛の間にこれを見て、友人達の愛を感じた。これも私の思い出の宝箱に入っている一つだ。

授乳

私はいつもベビーシャワーの時に二つの事を母親になる方にアドバイスする。一つは母乳をあきらめない事。これには秘訣がある。私の母からの言葉だ。
「人間は哺乳類だということを忘れない事。必ず、おっぱいは出るように創られているのよ」
「牛乳は牛の赤ちゃんに上げる物で、牛になるための物。人間の赤ちゃんには、人間のお乳を上げるべきよ」
この言葉が決め手だった。

入院している間、おっぱいが出ているかどうかわからず、赤ちゃんもまだフニャフニャしていて飲んでいるかどうかわからない。そんな時に哺乳瓶を与えてしまうと、出が良いので、そちらばかり飲むようになってしまう。出ていないようでも赤ちゃんに吸わせていると、退院する頃には出ているのがわかるようになる。

母乳には抗体があるから、病気にもかかりにくいし、それにとても便利だ。初め、出ているかどうかわからないような、しかも高齢出産であった私だが、この母の言葉で一切哺乳瓶を使わなかったら、出て困るくらいになった。あまりに豊富で、娘が咽るくらいだった。口に入れる前にホースから水がほとばしるかのようで、絞ってフリーズし、後進国の飢餓で苦しむ子供達に送ろうかと真剣に考えたくらいだ。

トイレットトレーニング

二つ目のアドバイスは、トイレットトレーニングについてだ。仕事をしていた頃、他の会社のセールスの若いキャリアレディ達とランチミーティングがあった。彼女達のランチを交えての話で一番盛り上がったのは、仕事の事よりも、子供のトイレットトレーニングについてであった。

三人の母親であるその女性達の子供達は、平均三歳過ぎでトレーニングが完了したと言っていた。我が家の二人の子供達は、母のアドバイスのおかげで、二歳になる前に二人とも完全にオムツ要らずになっていた。もちろん、早いとか遅いとかで競う事はないし、いずれ、取れるのだから、ゆっくりで良いとも言えるのだが、本人達も取れると快適に違いないというのが母の持論だった。

母は日本から遊びに来た時に、娘や息子が一歳になるかならないうちにトイレに連れて行くようにしてくれた。また私も子供をお風呂に入れる前には必ず、トレイニングチェアに座らせ、蛇口の水を流した。水の音を聞くと、大人でもトイレに行きたくなる。これは子供達が赤ん坊の時、医院で尿検査をしなければならない時に教わった。

こうして用を足すのは、オムツの中ではなく、トイレである事を体験させて行った。トレイニングチェア使用前の段階では、親がまず便器に座り、その前に子供を抱えるように座らせ、安定させて用を足すようにさせた。とはいえ、これはその当時、私が専業母でいられたからできた事で、働いているキャリアレディの人達には申し訳なくて言えなかった。

人類学者、ルース・ベネディクトの「菊と刀」の中では、日本人はトイレットトレ―ニングを強いて早くするから、積極性のない国民性になると分析しているが、我が家の娘と息子はかなり能動的な大人になっている。

このミーテイングがあった日、娘にeメールして、早くトイレットトレーニングができて、私は母親としてラッキーだったと感謝を伝えた。

今から母親になる方々に言いたい。授乳のぬくもり、そして子供と一緒にトイレの便座に座る、その時々をぜひ、エンジョイしてほしい。前にも書いたが、子供はすぐ成長して、eメールでコンタクトしなければならないくらい遠くに行ってしまうから。

竹下弘美

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