空に飛び交う青い鳥

歌人、橘曙覧(たちばなあけみ)

私は全くこの歌人のことを知りませんでした。先日、朝起きたら、急に一輪蘭の花が咲き始めていて慰められたと書きましたが、それを読んだ友人がその事をこの歌人、橘曙覧(たちばなあけみ)氏が次のように詠んでいると教えてくれました。

「たのしみは朝起きい出て、昨日までなかりし花の咲ける見る時」まさに私が感じた通りです。そしてこの歌は上皇御夫妻が1996年に訪米した折、クリントン大統領が歓迎挨拶の中で引用したことで有名だそうです。

ウエブで検索すると、彼はかなり昔の幕末のころの歌人で「たのしみは・・・」で始まる和歌をたくさん詠んでいます。友人は中学か高校のころ、国語のクラスでこの歌人に出会ったというのですが、そんなに昔の人なのに、今の私と同じ思いをもっていたというのは驚きでもあり、嬉しいことでした。

そして友人は彼の和歌に「たのしみは常に見慣れぬ鳥の来て、軒遠からぬ樹になきし時」というのもあると、紹介してくれました。これも私の経験と全く同じです。

青い鳥の到来

朝、時々けたたましい鳥の声が我が家の外できこえることがあります。外を見上げると緑の鳥の一群が忙しく、なきながら飛び交っているのです。我が家にやってくるのはインコの大群です。

緑を青といえるなら、まさにメーテルインクの青い鳥を思い出させてくれ、幸福の象徴のように思われます。昔、鳥やさんから逃げたインコが増えたともいわれています。

かれらを見ていると、「ここに美味しい物があるよ」とみんなで叫びながら群れで飛んでいるような感じです。でも「天は二物を与えず」です。声は決して美しいとはいえません。

また去年訪ねたドバイでは、他の動物は犬一匹見なかったのに(気候のせいでしょうか)泊まっていたホテルの7階の窓辺に7時45分から5分くらいの間だけ、この鳥たちが、滞在中毎朝訪ねてくれていました。私達が去った後も次のホテルのゲストに愉しさを与えていることでしょう。

このように鳥たちもまさに私に生きている愉しさと喜びを与えてくれます。

橘曙覧氏のように「たのしみは」という枕詞で和歌を作ってみたら、数々の恵みが与えられていることに気づくでしょう。

彼は愉しみ(あえて漢字で書きます)は、見つけようとすれば私達の周りにいっぱいあること、また青い鳥の話のように、遠くに探しに行かなくても自分の置かれている場所にあることを教えてくれました。

今日もどんな愉しみを神様は用意していてくれるでしょう。そして新しい「たのしみは・・」で始まる和歌ができることでしょう。

This is the day that the Lord has made, let us rejoice and be glad in it.(聖書)

竹下弘美


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“空に飛び交う青い鳥” への2件の返信

  1. 愉しみを見つける日々を送りたいですね。春は、木々の冬芽から生まれてくる若葉を見るのが嬉しいです。 その中でも、
    銀杏の冬芽がまんまるになって……
    …先っぽに緑色が見えてきて……
    ちっちゃ〜い葉っぱが一枚づつ開いていく…ちゃんと銀杏の形で…楽しいです。

  2. こちらではなかなか銀杏の木は見る事がないので、いいですね。
    銀杏の形でちっちゃい葉っぱが一枚づつ開いていく・・・

    今度写真を撮っていただけますか?

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