コメンスメントとは「新しい始まり」という意味で卒業式のことです。

近所の卒業祝い


今年の卒業式は、新型コロナウイルスのために、日本では席の間隔をあけて学校を会場に実際に行ったようですね。こちらでは今が卒業式シーズンです。学校は閉鎖で実際の卒業式はもたれませんでした。

オンラインでやったというところもあります。またそれぞれの生徒の家でやったようです。昨日も、車のホンキング(警笛を鳴らす)が続けて聞こえたと思ったら、隣の家の庭からラウドミュージック(騒がしい大きな音の音楽)が聞こえてきて、パーティーのようでした。

外に出てみたら、隣の家のお嬢ちゃんがお祝いの飾りの前に立っていて、ちらほら友人が訪ねてきていました。車のホンキングもまた庭でのパーティーも彼女の中学の卒業祝いだったのだとわかりました。

一週間前にも前の家で卒業祝いがありました。訪ねてみると、きれいなスパニッシュ系のお嬢さん。いままで姿を見たことがなく、初めて話しました。訊いてみると、そこの家で生まれ育ったということです。

彼女の場合は大学卒業で、看板に書いてあるのを見たら、専門は “Criminal Justice(犯罪学)”「ロサンゼルスでは必要な仕事ね」と話して、お祝いを言いました。入れ替わり立ち代わり、祝い客が出たり入ったりしていました。集うことは許されていないからです。

このごろ、運動のため近所を歩いているのですが、多くの家の前に卒業祝いの看板が出ています。卒業生がいる家です。この近所はその年代の家族が多く住んでいるようです。

コメンスメントという言葉


昔、大学のゼミで駐日米国大使であったライシャワー博士がどこかの大学の卒業式で述べた祝辞から討論することがあり、彼が使った「コメンスメント」という言葉を初めて知りました。英語では卒業式のことを「コメンスメント」と言い、それは新しい始まりを意味すると言うのです。

日本語と全く反対で驚いたのを覚えています。日本語では卒業は終了することを意味しますが、英語では始まることを意味する、つまり、学業は終えるけれど、学んだことをもとに、新しい世界に漕ぎ出す始まりだと言うのです。

今回のタイムマガジンは卒業が特集でしたが、“They call it commencement because it’s supposed to be a new beginning (新しい始まりを意味する卒業式だけれど・・・・)”と書かれて、卒業したものの、 “We stepped into the world as it was starting to fall apart (私達は壊れそうな世界に踏み込むことに)”という小見出しがありました。

希望をもって新しい世界に飛び出そうとしている若者達の世界にまったく希望が見えないと言うのです。たしかにいつマスクを取って前のような生活ができるかどうかわからない、経済がもとに戻るかわからない、いつも死におびえて生活しなければならないわけですから、将来に対する不安ばかりでしょう。

でもこのタイムマガジンの特集版の中でインタビューされた高校を卒業したばかりの若者の中には、地球温暖化のために働きたいとか、医者になって新型コロナウイルスのような細菌の研究をして人類を救いたいとか、希望や抱負をもっている若者が多く、嬉しい限りです。

また人類は今までにも多くの疫病を乗り越えてきました。この前エリザベス女王が言っていたように、国と国との戦争ではなく、人類とコロナ菌の戦いですから、世界中が一致団結して対決できます。

いつか勝利するその日が来るでしょう。その間に新しい世界に出る準備をしようではないですか。根が楽天的な私はこの状況を生かそうと思っています。

「神は真実な方です。あなた方を耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」(聖書)

竹下 弘美


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