屋台の魅力
子供のころ、お祭りの出店を巡り歩いて、綿菓子を買ったりするのが好きでした。
残念ながら、そのような母親に育てられたのに、娘は自分の子供達、つまり私の孫達に綿菓子を食べさせるのはもってのほか、お砂糖の塊だと許してくれません。
お嫁さんがかわいい子で、嫁いびりの楽しみがないだけではなく、孫達に私の持っている綿菓子の機械を使う機会も与えてくれず、その2つの楽しみが老後の私から、奪われてしまっています。
でもこのごろ、ひとつ老後の楽しみができました。メキシカンの人達が路上でやっているフルーツスタンドでの買い物です。前々から、彼らからフルーツを買いたいと思っていました。
昨年ブルックリンに息子夫婦を訪ねた時に初めて、このフルーツスタンドでマンゴのスライスをオーダーしました。
ほかの果物は自分で切れますが、マンゴはご存知のように、とても切り憎いので、お金を出す価値があると思ったのです。
いつも自分で切る際に、なぜ神様はマンゴをこんなに切りにくく作ったのだろうと思っていましたので。天国に行ったら、一番初めにこのことを神様に訊いてみようと思っています。
当たりでした。少し高いですが、あの切る苦労がなく、これに味をしめました。ロサンゼルスでも時々みかけて、いつか買おうと思っていましたが、ブルックリンと違って車生活ですから、お店を見てもなかなか止まってオーダーするまでにはいきませんでした。
それにみつけたお店はコロナ禍のために店仕舞いしてがっかりしたところ、過日、夫が通院しているUSC (南カリフォルニア大学)の病院のキャンパスで見つけました。
コロナ禍でも、患者さんや医療関係者がいるからでしょう。毎日出ていることを確認しました。
そして、手に入れたのです。このカップいっぱいに何個ものマンゴのスライスを入れてくれ、(写真は少し食べてしまった後です)その上ペパーがいるかと聞かれました。
わからないので、一応もらって少しかけて食べてみましたら、おいしいです。調べたこところ、これはライムと塩、ペパーを混ぜた Tajinという香料でした。
映画 East Side Sushi
East Side Sushi Trailer
そんな時、YouTubeで「East Side Sushi」を見ました。数々の賞を受賞した作品だとわかりました。
下にこの映画のトレイラーをつけますが、(というのは、残念ながらすでにYouTube で見られる期間は終了してしまったのです)フルーツスタンドをしていたシングルマザーのメキシカン女性がフルーツスタンドをしている時には、暴漢に襲われたり、苦労するのですが、最後に寿司職人になっていく話でした。
これを見たら、ますます、フルーツスタンドをやっているメキシカンの人達を応援したくなりました。
この次夫が病院に行くのはいつか、その時にはまた、彼らから、マンゴのスライスを必ず、買うことにして、楽しみにその日を待っています。それにこれだったら、孫達にあげても娘は反対しないでしょう。
そのために夫の病院通いが続きますように、とはへんな願いですね。
竹下 弘美
面白い。もし近くに住んでいたら私達にもきちんと切れたマンゴー
を買って来て欲しいです。でも頻繁にそこに行かなくてもいいように
なる事を祈りつつ。
よしこさま
こちらの方で店じまいしていたところがオープンしました。
コロナ明けにご一緒しましょうね。
弘美
日本ではマンゴーは高いし、他に美味しい果物があるのでそれ程食べたいと思いませんでした。フィリピンで宣教師をしている友人が時々マンゴーのドライフルーツをお土産にくれましたが、ふ~んというくらい。
でも7,8年前にカンボジアへミッショントリップで行った時に飲んだマンゴージュースの美味しさは忘れられません。多分青山辺りの高級なカフェに行けば飲めるかもしれないけど、新鮮で熟れた、しかも安いラージサイズのあの味は、格段にカンボジアの勝ち❗️
よしこさま
こちらの方で店じまいしていたところがオープンしました。
コロナ明けにご一緒しましょうね。
弘美
智子さま
あの大きな器いっぱいで7ドルでした。普通、食材店では1ドル前後、
このところ、セールで一個39〜49セントで売っていますが、切ってくれるので、あの大きさ、7ドルは安いです。
今日知ったことはタジンというペパーをかける食べ方をマンゴナダというそうで、それがメキシコのマンゴナダの食べ方だそうです。