4匹の行方
最後のラブちゃんがアメリカ人の14歳のマリンちゃんにもらわれてから1週間以上が経ち、すっかり我が家になじんでいたラブちゃん(名前はOllieちゃんになったのですが)のしぐさや可愛さが思い出される毎日です。
最初に2匹をひきとってくださった真理さん宅からはこんなすごい写真が届きました。
まるでお姫様王子さま待遇です。毛がふわふわのPuffy ちゃんは、雌で身体が雄のZiggyちゃんより大きいとZiggyちゃんが小さいことを心配しているとのこと。
サンディエゴへお輿入れの点々ちゃん(もとホープのぞみ君)については先住の3歳のキキちゃんがいることが仲良くやっていけるか心配だったのですが、こんな写真が送られてきました。
すごくかわいいビデオが送られてきましたが、それはここで見ることができるでしょうか。
点々ちゃんの名前はお公家さんのように目の上に点が2つあるからだそうです。
そして、我が家に3週間もいたOllie君、写真にあるようにマリンちゃんの勉強を妨げているようです。
4匹それぞれが母猫から引き離されましたが、良い家庭にもらわれて幸せです。最後に母猫と引き離された点々ちゃんですが、あの時に母親から離さなければ、一生ノラの生涯を送らざるをえなかったかもしれません。(続き2参照⬇️)
養子にもらわれるということ
望んでもらわれるということは幸せです。人間でもこの「愛のひとさじ」に書いたことがありますが、米国ではよくAdoption(養子縁組)という制度が使われています。そしてもらわれた子は望んでもらわれるので、とても愛され、幸せな生涯を送ります。
私の米国に在住している知人の中でも子供さんをアダプトした家庭が2組あります。1組は牧師さん家庭で、赤ちゃんのときに韓国から男の子を2人、中国から女の子をアダプトされ、そのお子さん達が愛の中で立派に成長し、もう大学生、高校生になられています。
またあと一組は昔近所に住んでいたレスリーです。毎年凝ったクリスマスカードが来ます。自分のカード会社を始めたということですが、もう35歳を過ぎているでしょう。
彼女は同じ年ごろの娘と一緒に出掛けた時、私の車の中で、多分5歳くらいだったと思うのですが、娘と私に「自分には3人母親がいる」と話してくれ、驚きました。
一人は生みの母親、2人目は自分をもらって育ててくれている今の母キャシー(彼女は日系でした)そして、3人目はキャシーの離婚したご主人の新しい奥さん、だというのです。
このもらってくれたときにはキャシーと結婚していた義理の父親の、その後彼と結婚した新しい奥さんまで、母親として会いにいくというのには合点がいきませんでした。
レスリーは結婚後もキャシーと同居し、3人で犬3匹と仲良く生活していることを毎年、クリスマスカードに書いてきているのがとてもほほえましいものでした。今回は子供さんが生まれるという良いニュースが入ってきました。
レスリーはキャシーにもらわれたからこそ、日本舞踊を習ったり、いろいろ楽しい人生を送ることができたのです。レスリーはサモアの血だったと思います。
今日このごろ、実の子供を殺す事件が日本で多く起こっています。もらわれた4匹の猫ちゃんの幸せを喜ぶととともにこんな事件がおこらないことを願います。
母猫が子猫を奪われた時に悲痛な声を出して呼んでいたということを思い出しつつ。
竹下 弘美
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