結婚12年目に子供が~長い人生の中では夢のような事があります。(その3)

娘の誕生日の前日、つまり今日娘婿から、娘、ノエルに親からの一言をビデオにして彼に送るようにという依頼が来ました。ノエルにはサプライズで編集して贈るのだそうです。まあ幸せな娘です。

どのようなビデオにするか夫とこれからシナリオを作るのですが、そのために急にノエルが誕生した日が蘇って来ました。

子供は作るのではなく、与えられるのです。

誕生日以降、病室は次々に届けられるお祝いの花で埋もれていきました。結婚してから、12年も経っていたからです。

そのため赤ん坊の娘を見ても現実には思えませんでした。抱っこしては、さかんに「かわいいだろう?」と言い続ける夫に実感が沸かない私は「猫の方がかわいい」と言ったくらいです。

結婚して渡米した当初は、夫が学生でしたし、生活が安定してから家族を持ちたいと思っていましたが、もう子供が欲しいと思ってからもなかなか与えられませんでした。

夫の父は50代で亡くなったので、私達も夫が50代で亡くなるとしたら、もう子供がいなくてはいけないのではないかと愚かな逆算をしたりしていました。

私達は二人の生活で満足していたのですが、韓国人の夫の母にとっては長男の夫に子供がいないという事はたいへん悲しい事で、お祈りをするだけではなく、日本に帰国した時には漢方薬のお医者さんに私を診断させて、高価な薬を調合してもらったりしました。

もちろん、不妊専門医にも通いました。いろいろなテストをしましたが、すべてネガティブで、リラックスしてハワイにでも行きなさいとのお医者さんの言葉でした。

日本にある孤児院で韓国人と日本人の混血の子供をアダプトしようかとその方面を調べていました。

そしてあとひとつだけ、残された、おなかに穴をあけて内視鏡で見る検査だけはなんとなくする気が無くて延ばし延ばしにしていた時に妊娠したのです。

振り返るともっともよい時に神様が授けてくださったのだと信じています。聖書の伝道の書に「神のなさる事は時にかなって美しい」という言葉がありますが、まさにその通りです。

ノエルという名前

生まれてくる娘(すでに羊水テストをしてわかっていました)の名前を考えていた時にリーダーズダイジェストのコラムの次のような記事が目にとまりました。

大学の面接試験だったかよくそこは覚えていませんが、ノエルという生徒の生年月日が9月なのにクリスマスの意味のノエルという名前なので、それを不審に思って面接者が訊いたところ、彼女が「私は両親にとってクリスマスプレゼントだったのです」と答えたのだそうです。つまりクリスマスに受胎して、9月に生まれたという事でした。

我が家も娘の誕生は9月末の予定でしたので、この名前に決めました。意味を調べるとフランス語でクリスマスですが、語源はクリスマスに対しての喜びの叫びとなっています。イエスさま誕生への喜びの叫びのキャロルです。

そして本当に彼女は9月24日に生まれたのです。彼女はその後生まれた弟とともに私達夫婦の喜びとなってくれています。

たしかに子供が与えられると、いままでとは違った新しい世界が開けます。でも子供が成長してしまった今、感じるのは子供がいても私達はこの世で一人だということです。

別に子供がいなくても社会に貢献し、生を全うする生き方も十分意義があると思います。

あの花に埋もれた夢のような情景が昨日のように思い起こされます。次に花に埋もれるのはメモリアルサービスかな、でもその時には私は主賓でも生きていないのですから、見る事はできませんね。

竹下 弘美


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“結婚12年目に子供が~長い人生の中では夢のような事があります。(その3)” への3件の返信

  1. 私も9月24日生まれです。両親はクリスチャンでは無いし、その頃は女だったら子が付いてて、ノエルなんてカッコよい名前は思いもしなかったでしょう。赤赤子とあかを二つ並べ書いてあつこと読み左右対称、裏表の無い子でとの事。私自身、至極気に入ってますが姓名判断では 強過ぎるので平仮名を使いなさい と言われ、統計学の偉い先生に光の中でも1番強い光と言われ、普段あつ子を使っています。イエス様から笑われますね!長男を失くした両親にとって私は神からのクリスマスギフトだったんだーどんなに愛しんで育ててくれた事でしょう!神に感謝、両親に感謝!全てに感謝!ハレルヤ!

  2. まあ。同じお誕生日だったなんて光栄です。
    それにしても、神様とご両親から愛されて育ったあつ子さんにお会いできて感謝

  3. 猫の子の方が、、、と言うくだりで 私も思い出した事があります。
    孫が生まれ その後毎日ベイビーセッターをやっていました。
    此方に連れて来た時はボトルも慣れさせておいて、と娘に度々
    言っていたのに その時が来たら全然ボトルを受け付けません。
    大変な思いと疲れで毎日が地獄の様でした。
    そんな時 ママはNINA を愛してる? 娘の犬健二の方が愛してる様に見えると言われ慌てました。 健二は長い付き合いで、NINAは
    最近でしょう。。。と言い訳しましたが ちよっと痛い思いしましたよ! 私が愛した健二は娘の腕の中で15歳の生涯をとじました。健二を愛した孫も今月10歳になります。とても優しい良い子に育っています。

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